よくわかる!金融用語辞典 【限界効用均等の法則】

限界効用均等の法則

限界効用均等の法則(げんかいこうようきんとうのほうそく)
law of equi-marginal utility(ロー・オブ・イクイマージナル・ユーティリティ)
ゴッセンの第二法則(ごっせんのだいにほうそく)
Gossen's Second Law(ゴッセンズ・セカンド・ロー)

限界効用均等の法則

限界効用均等の法則とは、「各財の限界効用が等しくなるように購入すると、最大の効用が得られる」という法則のことです。

 

上手な買物

 

家計(消費者)は、効用最大化となるように各財の組合せ(消費量)を決定します。これを「上手な買物」と呼ぶことにします。

 

上手な買物をすると…
一定の所得(予算)で数種類の商品(財)を購入する場合、限界効用の高い順に購入を進めると、限界効用逓減の法則から、同じ金額を支払うことで得られる限界効用が各財について等しくなります。
つまり、どの財(商品)を選んでも、満足度は同じという状態になります。この点で効用は最大化されています。

 

ちなみに、1円当りの限界効用(限界効用/価格)でこの法則を説明したものを加重限界効用均等の法則といいます。

 

限界効用均等の法則

 

発案者はゴッセン

 

この法則の発案者は、プロイセン王国(現ドイツ)の経済学者ヘルマン・ハインリヒ・ゴッセンであることが判明しました。彼の著書『人間交易論』1854年に記述されているのが見つかったからです。彼の名にちなんで、限界効用均等の法則を、ゴッセンの第二法則と呼びます。

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