失業(しつぎょう)
unemployment(アンインプロイメント)

失業

失業とは、企業のリストラや倒産などで職を失い、働く意思があるのに雇用機会が得られない状態をいう。

 

総務省は、労働力調査において、国際労働機関(ILO)の基準による失業者数(完全失業者数)や失業率(完全失業率)などを調査し、公表しています。

 

失業

 

 

 

【発生原因による失業の分類】

 

総務省では、失業を発生原因によって、「需要不足失業」、「構造的失業」、「摩擦的失業」の3つに分類しています。

 

失業

 

総務省の労働力調査で公表される「完全失業者が仕事につけない理由」のうち、「希望する種類・内容の仕事がない」と「条件にこだわらないが仕事がない」を合わせたものが「需要不足関連に関連する失業」と分類されています。

 

平成21年10~12月期平均では、完全失業者数331万人のうち、「希望する種類・内容の仕事がない」が104万人、「条件にこだわらないが仕事がない」が44万人で、需要不足に関連する失業は148万人となっています。

 

一方、「賃金・給料が希望とあわない」、「勤務時間・休日などが希望とあわない」、「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」、「自分の技術や技能が求人要件に満たない」を合わせたものが「構造的な要因に関連する失業」と分類されています。

 

平成21年10~12月期平均では、完全失業者数331万人のうち、「賃金・給料が希望とあわない」が20万人、「勤務時間・休日などが希望とあわない」が28万人、「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」が55万人、「自分の技術や技能が求人要件に満たない」が22万人で、構造的な要因に関連する失業は125万人となっています。

 

失業

 

参考:総務省統計局「需要不足失業と構造的失業」

 

 

 

【ケインズによる失業の分類】

 

ケインズは、失業を「自発的失業」、「非自発的失業」、「摩擦的失業」の3つに分類しました。

 

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参考ファイル

 
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