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金融大学金融大学講座 > 株式取引入門講座
    
  
株式取引入門講座
第1回 株式の意味
講師:有馬秀次

1.株式とは何か

会社を設立して経営するには、活動の元となる資本金が必要です。

会社の中で、資本の出資者を広く一般に公募し、多額の資金を調達するしくみを持つ会社を株式会社といいます。株式会社は、出資の単位を細分化して、不特定多数の投資家から資本を集めやすくした法人です。法人とは、法律で人格を与えられた組織のことです。

株式とは、資本金を小口に分けたもので、株主権を意味します。株主権は、株券という有価証券(財産価値のある紙)に表示してあり、自由に譲渡することができます。

株式を持っている人のことを、株主(かぶぬし)といいます。株主は、株主総会という場で意思表示を行うことによって、会社経営に参加することができます。株主総会での発言力の大きさは、持ち株数に比例して決まります。会社の業務執行は、代表取締役及び取締役会が当たっています。

株主になるには、その会社の株主名簿に氏名、住所を記載することが必要です。これを「名義書き換え」といいます。

参考 : 有価証券

2.有限責任制

株式会社は、出資者が自分の出資した金額の範囲だけ責任を負う有限責任の法人です。

出資者(株主)の責任範囲が限定されているため、会社が倒産しても、債権者に対して責任を負うことはありません。株主は、自分の出資した分だけをあきらめればよいという制度です。個人の財産が差し押さえられることはありません。

3.株主の権利

主な株主の権利は以下の4つです。

経営参加権

株主総会で、所有株数に応じて議決権を行使する権利

配当請求権

利益の分配を受ける権利

残余財産分配請求権

会社解散時に残った財産の分配を受ける権利

新株引受権

新株を引き受ける権利

(1)経営参加権…株主総会で、所有株数に応じて議決権を行使する権利

株主は、株主総会に出席して、いろいろな議案を決議する権利をもっています。原則、1単元株につき1票の議決権があります。株主は、会社が提出する利益処分案の承認や、取締役・監査役など会社の役員を選任することができます。

このように、株主には、間接的に経営に参加する権利が与えられています。会社の株式の過半数を取得されると経営の実権を握られるので、経営者は、常時、株主構成に注意を払う必要があります。

上場企業にはすべて単元株制が義務づけられています。証券取引所でも1単元の株数で取引されています。株式を1単元にまとめて扱うことで、発行会社の事務負担の軽減や、1株株主による株主総会の議事妨害行為等を除外することができます。

単元株制度

単元株制度とは、株式の売買を単元株の整数倍で行う制度です。2001年10月の商法改正で導入されました。単元株とは、銘柄ごとに決められている最低売買単位のことです。議決権は、単元株ごとに与えられます。

最低取引単位は、企業が自由に設定することができます。発行される株式は、無額面株式のみとなります。1単元の株式数の上限は1000株で、株式総数の200分の1を超えることはできません。

単元株制度は、売買単位の引き下げを目的として導入されました。株式への最低投資金額を引き下げることで、個人投資家が少額の資金で投資できるようにするというものです。

(2)配当請求権…利益の分配を受ける権利

配当は、会社の業績で決まります。業績が向上すれば、利益配分としての配当も増加します。投資家も業績に注目してその株式を購入するため、株価は上昇します。

(3)残余財産分配請求権…会社解散時に残った財産の分配を受ける権利

会社が解散する際に、会社が借金を返済してなお財産が残る場合には、株主はその持ち株数に応じて残った財産の分配が受けられるという権利です。

(4)新株引受権…新株を引き受ける権利

会社が発行する新株を、優先的に引き受ける権利のことで、3つの方式があります。

株主割当方式

新株引受権を株主に与える

第三者割当方式

新株引受権を縁故者に割り当てる

公募方式

新株引受権を与えないで、時価発行して広く取得者を募る

新株引受権を誰に与えるかは、取締役会で決めることになっています。法律上は、株主に割り当てることは義務づけられていませんが、慣習的に株主に与えるようになっています。

4.株式の金額表示

株券には、額面株式(がくめんかぶしき)と無額面株式(むがくめんかぶしき)の2種類があります。株券に金額表示があるものを額面株式、株数だけで金額表示のないものを無額面株式といいます。

以前は、額面株式を発行する会社が多かったのですが、最近では、無額面株式を発行する会社の方が多くなっていました。これは、市場に流通している株式の時価が額面からかけ離れていて、額面を記載する意味がないためです。

また、無額面株式の方が、株式の分割がしやすいといったメリットがあります。株式分割は、流通性を高める目的で行います。市場での株価が高くなりすぎた場合に、株式を分割すると株価を下げられるので、市場で売買しやすくなるように分割を行います。

2001年10月の商法改正により、額面方式は無額面株式に統一され、発行される株式は無額面株式のみとなりました。

額面株式

株券に金額表示があるもの

商法改正により
無額面株式に統一

無額面株式

株券に金額表示がないもの

5.株券と債券の違い

株券も債券も、企業の長期の資金調達手段です。

債券には償還日があり、必ず返済されますが、株式には、償還期限がありません。会社が倒産すると、株券の価値はなくなります。

債券の価格は、市場金利の水準で動きますが、株価は、会社の業績への期待感で動きます。会社の業績が好調であれば株価が2倍になることもありますが、逆に値下がりして元本割れを起こすこともあります。債券投資に比べてリスク(相場変動の危険)が大きいのも、株式投資の特徴です。

≪まとめ≫

株主の4つの権利

経営参加権…株主総会で、所有株数に応じて議決権を行使する権利

配当請求権…利益の分配を受ける権利

残余財産分配請求権…会社解散時に、残った財産の分配を受ける権利

新株引受権…新株を引き受ける権利

株式の金額表示

株券には2種類ある⇒商法改正により、無額面株式に統一

額面株式…株券に金額表示があるもの

無額面株式…枚数だけで金額表示がないもの

≪問題≫

●●会社とは、出資の単位を細分化して、不特定多数の●●家から、多額の資金を調達するしくみを持つ法人です。

株主になるには、●●書き換えが必要です。これは、その会社の●●名簿に氏名、住所を記載することです。

株式会社は、●●責任の法人です。株主は、出資した金額の範囲だけ●●を負います。

経営参加権とは、株主●●で所有株数に応じて●●権を行使する権利のことです。1単元株につき●票の議決権があり、間接的に経営に参加する権利が与えられています。

●●株制度とは、株式の売買を単元株の整数倍で行う制度です。単元株とは、銘柄ごとに決められている最低売買単位のことです。●●権は、単元株ごとに与えられます。

配当請求権とは、●●の分配を受ける権利のことです。会社の業績が向上すれば配当も増加し、株価は上昇します。

残余財産分配請求権とは、会社解散時に残った●●の分配を受ける権利のことです。会社が借金を返済してなお財産が残る場合、持ち●●に応じて分配が受けられます。

新株引受権とは、●●を優先的に引き受ける権利のことです。引受権を株主に与える●●割当方式、縁故者に割り当てる●●●割当方式、新株引受権を与えないで、時価発行して広く取得者を募る●●方式があります。

株券に金額表示があるものを●●株式、枚数だけで金額表示がないものを無額面株式といいます。
2001年10月の商法改正により、額面方式は●●●株式に統一されました。

10

債券には●●日があり、必ず返済されますが、株式には●●期限がなく、会社が倒産すると株式の価値はなくなります。債券投資より株式投資の方が、●●●が大きいのが特徴です。

≪解答≫

株式、投資

利益

名義、株主

財産、株数

有限、責任

新株、株主、第三者、公募

総会、議決、1

額面、無額面

単元、議決

10

償還、償還、リスク

      
    
  
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