よくわかる!金融用語辞典 【合衆国銀行って何?】

合衆国銀行って何?

合衆国銀行(がっしゅうこくぎんこう)
The Bank of the United Sates(ザ・バンク・オブ・ザ・ユナイテッド・ステーツ)

合衆国銀行って何?

「合衆国銀行」とは?

 

合衆国銀行」とは、かつて米国議会の公認によって設立された銀行です。

 

米国では、1913年の連邦準備制度(FRS)設立以前にも、中央銀行の役割をもつ機関を設立しようとする動きがありました。これが「合衆国銀行」です。

 

「合衆国銀行」って失敗したの?

 

「合衆国銀行」を設立する動きは、2回ありました。
1回目の試みは1791年の「第一合衆国銀行」、2回目の試みは1816年の「第二合衆国銀行」です。

 

1回目は?

 

第一合衆国銀行」は、1791年に設立された最初の「合衆国銀行」です。当時の米国は、多くの異なる通貨が流通し、貨幣価値が不安定な状況にありました。

 

そこで、初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンが合衆国銀行の設立を提唱、初代大統領ジョージ・ワシントンが署名し、設立に至りました。

 

しかし、1811年の更新時(公認期間20年)に、議会の承認が得られず、失効しました。

 

豆知識:アレクサンダー・ハミルトンとは?

 

米国の初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンは、アメリカ合衆国建国の父の1人で、アメリカ合衆国憲法の実際の起草者でもあります。

 

1784年に米国最古参の銀行ニューヨーク銀行(バンク・オブ・ニューヨーク)を、1801年に米国最古の新聞といわれるニューヨーク・ポスト紙を創業しました。
とても優秀で天才とも評される人物で、米国の10ドル紙幣の肖像として描かれています。

 

1804年に、対立する政治家のアーロン・バー(第3代米国副大統領:在任期間1801年-1805年)と銃による決闘を行い、49歳で死去しました。

 

合衆国銀行って何?

 

 

2回目は?

 

第二合衆国銀行」は、1816年に設立された2度目の「合衆国銀行」です。当時、厳しいインフレに見舞われたことから、議会の承認を得て設立に至りました。

 

しかし、1836年の更新時(公認期間20年)に、議会の承認が得られず、失効しました。

 

中央銀行設立の試みは2回とも失敗に終わりました。
米国では地域的な対立が根強く、州政府の反対があったからです。
これで、中央銀行の役割をもつ機関はなくなりました。

 

合衆国銀行って何?

 

もう中央銀行は創らないの?

 

その後、米国を恐慌が何度も襲い、深刻な不況が生じたことから、また中央銀行を設立する動きが起こりました。

 

しかし、米国の国土はとても広く、州ごとに自治が異なるため、他国のような“一国に一つの中央銀行”ではうまくいきません。
そこで、中央銀行の役割を持つ組織を複合させた米国独自の中央銀行制度である「連邦準備制度(FRS)」が創設されることになりました。1913年のことです。

 

まとめ

 

合衆国銀行って何?

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