よくわかる!金融用語辞典 【実質貨幣需要関数】

実質貨幣需要関数

実質貨幣需要関数(じっしつかへいじゅようかんすう)
real money demand function(リアル・マネー・ディマンド・ファンクション)

実質貨幣需要関数

実質貨幣需要関数とは、「貨幣需要量が何によって決定されるか」という貨幣需要量の決定要因を定式化したものをいいます。

 

ケインズは、貨幣需要量(L)は、取引需要と投機的需要(資産需要)を合計したもので、「L=eY-fi+h」で表されると考えました。これを実質貨幣需要関数といいます。

 

取引需要は、国民所得の大きさに比例するので、eYで表されます。一方、投機的需要は、利子率(金利)に反比例するので、-fi で表されます。

 

実質貨幣需要関数

 

L:貨幣需要量、e:貨幣需要の所得弾力性、Y:国民所得、f:貨幣需要の利子弾力性、I:利子率、h:正の定数

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参考ファイル

 
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