よくわかる!金融用語辞典 【インサイダー取引】

インサイダー取引

インサイダー取引(いんさいだーとりひき)
insider trading(インサイダー・トレーディング)

インサイダー取引

内部関係者が、未公開情報をもとに株式の売買を行うこと

 

インサイダー取引とは、大株主や役員などの内部関係者が、未公開情報をもとに株式の売買を行うことで、内部者取引ともいいます。

 

内部関係者が株価に大きな影響を与えるような未公開情報を知った場合には、2社以上の報道機関によって情報が公開された後、12時間経過しなければ、その株式の売買を行うことはできません。内部関係者には、内部関係者から情報の伝達を受けた者も含まれます。

 

情報が公開される前に株を購入すると、公開後に株価が上昇して、利益を上げることができます。情報を知り得ない立場にある一般投資家にとっては不公平な取引となり、市場に対する信頼性や公平性は失われてしまいます。

 

インサイダー取引は、証券取引法第166条および167条で禁止されている違法行為です。違反すると、刑事罰が適用されます。

 

2001年1月、金庫株の解禁に伴い、インサイダー取引に関する規制を明確化する動きがでています。

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