よくわかる!金融用語辞典 【金融機関の分類】

金融機関の分類

金融機関の分類(きんゆうきかんのぶんるい)

金融機関の分類

金融機関…資金の余剰部門と不足部門を仲介して、資金を効率的に配分する機関
政府系金融機関と民間金融機関がある

 

資金の余剰部門と不足部門との間を仲介して、資金を効率的に配分する機関を金融機関と呼んでいます。日本の金融機関は、政府系金融機関と民間金融機関に分けられます。

 

≪政府系金融機関≫

 

政府系金融機関は、全額政府出資の特殊法人で、民間金融機関の不備を補完するために設置されている機関です。

 

≪民間金融機関≫

 

民間金融機関は、金融方法から間接金融と直接金融に分けることができます。

 

◆間接金融による金融機関

 

間接金融による金融機関とは、預金の形で個人から資金を集めて、自らの責任で企業に貸付ける機関のことです。お金を借りる側と貸す側との間に、金融機関が介在することで、お金の貸借が間接的に行われます。間接金融を行う金融機関には、銀行、信用金庫、保険会社などがあります。

 

間接金融機関は、預金を取り扱うかどうかで、預金取扱機関と非預金取扱機関に分けることができます。預金取扱機関とは、信用創造機能をもつ金融機関のことです。都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信託銀行、長期信用銀行、信用金庫、信用組合などがあります。非預金取扱機関とは、預貯金を取り扱わない金融機関のことです。保険会社、ノンバンクなどがあります。

 

◆直接金融による金融機関

 

直接金融による金融機関とは、企業がお金を借りるために発行する本源的証券(株券、社債)を貸し手に仲介する機関のことです。自分の名前で証書を発行せず、仲介のみを行います。直接金融を行う金融機関には、証券会社があります。

 

金融機関の分類

 

お金の流れ(=金融)と、一時的なお金の貸し借り(=金融)は、経済活動を円滑かつ活発にします。これら2つの金融がうまく機能することで、経済活動を促進させることができます。そのため、金融は「経済の潤滑油」と呼ばれています。経済の発展には、金融という仕組みは欠かせないのです。

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