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金融大学金融大学講座 > 金融取引入門講座
    
  
金融取引入門講座
第9回 銀行の業務
講師:有馬秀次

1.預金と銀行

銀行とは、個人や企業から預金を集めて、それを企業や個人に融資をする金融機関です。銀行の特徴は、預金を集める機能を持っているところにあります。

銀行は営業基盤の違いから、都銀、地銀、信託銀行などに分けられます。
都銀の営業規模は全国的であるのに対して、地銀の営業基盤は一地方に限定されています。信託銀行は、顧客の財産管理の代行を主要業務とする銀行で、小口で集めた資金を長期に貸付ける金銭信託で知られています。

都市銀行

営業基盤が全国的

地方銀行

営業基盤が一地方に限定

信託銀行

顧客の財産管理の代行が主要業務

他に、信用金庫、信用組合、農林系金融機関も、預金を集めている金融機関という点では、銀行の一種と考えられます。
郵便局も、国民から郵便貯金という形で小口のお金を集め、財政投融資という形の融資を行っています。公的な銀行と考えられます。

一方、預金を集めることができない消費者金融保険会社は、銀行とは性格が異なります。

2.銀行の機能

銀行は、お金の貸し手である預金者と、借り手である企業との間に入って金融を仲介する間接金融の担い手です。
銀行の機能の秘密は、
預金勘定にあります。この預金勘定が、(1)金融仲介機能、(2)信用創造機能、(3)決済機能という3つの機能を生み出しています。

銀行
預金勘定

金融仲介機能

貸し手と借り手の仲介

信用創造機能

通貨量を増やす

決済機能

口座振替、送金

≪金融仲介機能≫

金融仲介機能とは、借り手と貸し手の仲介をすることです。銀行は、お金の運用先を探している預金者と、お金の調達を必要とする企業を見つけ出してくれます。借り手と貸し手のニーズをうまく調整したり、銀行がプロの目で貸出先を選択することによって、金融取引に伴うリスクやコストを軽減させることができます。

≪信用創造機能≫

信用創造機能とは、預金を持つ銀行が果たす役割の一つです。銀行は預金の一部を現金で手元に残し、残りを貸し出します。企業に貸し出されたお金は取引先に支払われ、取引先からまた銀行に預金されます。これを繰り返すことによって預金通貨というお金が新しく生み出され、銀行全体の預金残高は、どんどん増えていきます。

≪決済機能≫

決済機能とは、銀行の預金口座を利用することにより、現金を使わずに口座振替で送金や公共料金の支払いなどができることです。

これらの3つの機能は、すべて銀行の信用に支えられています。信用のある安全な銀行には預金が集まり、豊富な資金が確保されます。銀行は、豊富な情報力を使って貸出先の信用を見極めることができるのです。
銀行が信用を保つには、社会的な責任とリスクをとって仲介を行っているという自覚が必要です。

3.銀行の業務

≪固有業務≫

銀行の本業には、(1)預金、(2)貸付、(3)為替 という3つの業務があります。これを固有業務といいます。

(1)預金

預金の業務は、預金者の資産を管理・保管する業務です。預金者から信用を受けてお金を預かるところから、受信業務といいます。受信業務には、預金業務、定期積金業務、掛金業務があります。

(2)貸付

貸付の業務は、企業や個人に資金を貸し出す業務です。貸出先に信用を与えるところから、与信業務といいます。与信業務には、貸出業務、割引手形、支払承諾業務、貸付有価証券業務があります。

(3)為替

為替の業務は、振込や送金で債権や債務の決済を行う業務です。現金を使わずに、支払いや受け取りをすることができます。これを決済業務といいます。

固有業務

預金(受信業務)

預金者の資産を管理・保管する業務

貸付(与信業務)

企業や個人に資金を貸し出す業務

為替(決済業務)

振込や送金で債権や債務の決済を行う業務

≪固有業務以外の業務≫

固有業務以外に銀行が行っている業務のうち、銀行法で定められている業務を付随業務、銀行法に定めのないものを周辺業務と呼んでいます。

◆付随業務

付随業務には、債務保証、社債の募集・委託、手形引受け等の17の業務(銀行法10条2項)があります。

◆周辺業務

周辺業務とは、クレジットカード、リース、信用保証等の業務のことをいいます。 銀行法に定めのない周辺業務を、銀行は直接営むことができません。そのため、子会社を作って間接的に業務提供を行っています。証券業務や保険業務の分野にも進出が始まっています。





固有業務(銀行の本業)

預金(受信業務)

貸付(与信業務)

為替(決済業務)

付随業務(銀行法10条)

債務保証、手形引受け、貸金庫など

周辺業務

クレジットカード、リース、ファクタリング

                   

≪まとめ≫

銀行…預金を受け入れる金融機関 ⇒ 間接金融

預金勘定が生み出す機能

金融仲介機能…預金を受入れ、企業や家計に貸出す仲介機能

信用創造機能…預金と貸出しの繰り返しでお金が増えていく機能

決済機能…口座振替によりお金の支払いを行う機能

固有業務…銀行の本業

預金業務…預金者の資産を管理・保管する業務(受信業務)

貸付業務…企業や個人に資金を貸出す業務(与信業務)

為替業務…振込や送金で債権や債務の決済を行う業務(決済業務)

固有業務以外の業務

付随業務…銀行法で定められている業務(債務保証、社債募集・委託、手形引受等)

周辺業務…銀行法に定めのない業務(クレジットカード、リース、信用保証等)

≪問題≫

銀行の特徴は、●●を集める機能を持っているところにあります。営業基盤の違いから都銀、●●、信託銀行などに分けられます。

●●の営業規模は全国的であるのに対して、地銀の営業基盤は一地方に限定されています。●●銀行は、顧客の財産管理の代行を主要業務としています。

銀行は、お金の貸し手である預金者と借り手である企業との間に入って金融を仲介する●●金融の担い手です。●●勘定は、金融仲介機能、信用創造機能、決済機能という3つの機能を生み出しています。

●●仲介機能とは、借り手と貸し手の仲介をすることです。借り手と貸し手のニーズをうまく調整したり、銀行がプロの目で貸出先を選択することによって、金融取引に伴う●●クやコストを軽減させることができます。

信用●●機能は、預金と貸出しの繰り返しでお金が増えていくことです。預金と貸出しの繰り返しにより、預金通貨というお金が新しく生み出され、銀行全体の●●残高が増えていきます。

●●機能は、口座振替によりお金の支払いを行うことです。現金を使わずに口座●●で送金や公共料金の支払いなどができる機能です。

預金、貸付、為替という3つの業務を●●業務といいます。預金業務は、預金者の資産を管理・保管する業務のことで、預金者から信用を受けてお金を預かるところから●●業務といいます。

貸付業務は、企業や個人に資金を貸出す業務のことで、貸出先に信用を与えるところから●●業務といいます。為替業務は、振込や送金で債権や債務の決済を行う業務のことで、●●業務といいます。

固有業務以外で、銀行法で定められている業務を●●業務、銀行法に定めのないものを●●業務と呼んでいます。

10

●●業務には、債務保証、社債の募集・委託、手形引受け等の17の業務があります。●●業務には、クレジットカード、リース、信用保証等の業務があります。

≪解答≫

預金、地銀

決済、振替

都銀、信託

固有、受信

間接、預金

与信、決済

金融、リス

付随、周辺

創造、預金

10

付随、周辺

      
    
  
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