信用創造機能(しんようそうぞうきのう)
credit creating function(クレジット・クリエーティング・ファンクション)

信用創造機能

信用創造機能とは、銀行が預金と貸し出しを連鎖的に繰り返すことで、お金(預金通貨)が増えていくことです。

 

≪信用創造のしくみ≫

 

銀行は、預金という形で大勢の預金者からお金を預かり、預金者がいつでも預金を払い戻せるように、現金を用意しています。預金者の中には、預金をすぐに払い戻す人もいれば、長期間預けておく人もいます。預金者全員がすぐに預金を払い戻すことはまずないので、銀行は預金の全額を現金で用意しておく必要はありません。預金の一部を支払準備として現金で手元に置いておくと、残りの預金を企業への貸付に回すことができます。

 

企業に貸し出されたお金は、取引先の支払いに充てられます。支払いを受けた取引先は、このお金をすぐに使う当てがなければ、銀行に預けることになります。銀行は、支払準備分を手元に残して、残りをまた貸出しに回します。これを繰り返すと、預金通貨というお金が新しく生み出され、銀行全体の預金残高は、どんどん増えていきます。これを「信用創造」と呼んでいます。

 

信用創造機能

 

≪金融機関の機能≫

 

金融機関の機能は、(1)金融仲介機能、(2)信用創造機能、(3)決済機能 の3つに集約されます。

 

信用創造機能

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