よくわかる!金融用語辞典 【金融債】

金融債

金融債(きんゆうさい)
bank debenture(バンク・ディベンチャー)

金融債

特定の金融機関が発行する債券
利付金融債と割引金融債がある

 

金融債は、特定の金融機関が発行する債券です。調達した資金は、いろいろな企業の長期資金の貸付に使われます。金融債は、主に個人投資家によって購入されています。

 

金融債は、発行方法により、利付金融債と割引金融債の2つに分けられます。

 

金融債

 

≪利付金融債≫

 

利付金融債は、利札(クーポン)が付いている債券です。固定金利で、半年ごとに利息が支払われます。

 

償還期限は5年ですが、信金中央金庫では2年物を扱っています。1万円から購入できます。
※東京三菱銀行では3年物を扱っていましたが、2002年3月末で発行を終了しました。

 

利付金融債は、みずほ銀行・みずほコーポレート銀行(旧 日本興業銀行)、新生銀行、あおぞら銀行、農林中央金庫、商工組合中央金庫、信金中央金庫の6金融機関で発行されています。

 

ワイドと呼ばれている商品は、利息を満期まで半年複利で運用し、満期時に元金と利息を受け取る利付金融債です。

 

≪割引金融債≫

 

割引金融債は、発行時に1年間の利息相当分を額面金額から割り引いて発行し、1年後に額面金額を返済する利息先取り方式の債券です。

 

償還期限は1年です。1万円から購入できます。

 

購入時の割引額(利息)に対する源泉分離課税は18%で、通常の金融商品の20%に比べて割安となっています。

 

割引金融債は、みずほ銀行・みずほコーポレート銀行(旧 日本興業銀行)、新生銀行、あおぞら銀行、農林中央金庫、商工組合中央金庫の5金融機関で発行されています。

 

≪取扱金融機関≫

 

各金融債は、特定の金融機関が、特別の法律に基づいて発行しています。

 

金融債

 

各金融債には、発行銀行がわかる愛称が付いています。例えば、新生銀行の発行する債券には、リッチョー(利付債)、ワリチョー(割引債)という呼び名があります。

 

金融債

 

2002年4月1日以降、ワイドなど一部の金融債については、定期性預金と合算して元本1000万円とその利息まで、預金保険制度で保護されます。

 

※商工組合中央金庫(政府系金融機関)は、預金保険機構に加盟していません。
※農林中央金庫は、農水産業協同組合貯金保険機構に加盟しています。

 

◆補足

 

2002年3月末、東京三菱銀行は、東京三菱銀行券(金融債)の発行を終了しました。

 

2002年4月1日、みずほフィナンシャルグループの第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行は、個人・中小企業を対象に取引する「みずほ銀行」と、大企業を対象に取引する「みずほコーポレート銀行」の2行に再編されました。日本興業銀行は存続銀行ではないため、日本興業銀行で発行されている金融債は、2011年度まで発行されることが決まりました。

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