よくわかる!金融用語辞典 【スワップ取引(2)スワップ取引の特徴】

スワップ取引(2)スワップ取引の特徴

スワップ取引(すわっぷとりひき)
swap transaction(スワップ・トランズアクション)

スワップ取引(2)スワップ取引の特徴

リスクの取引…将来に収益が変動する危険がある
オフバランス取引…バランスシートに計上されない取引
レバレッジ…小さな金額で、想定元本相当の取引ができる

 

スワップには、大きく分けて3つの特徴があります。

 

1番目の特徴は、リスクの取引です。
スワップ取引は、将来のキャッシュフローの交換です。変動金利の相場が将来どう変わるかで損益が変動する、投機性のある取引です。将来に収益が変動する危険を「リスク」と呼んでいます。スワップは、リスクそのものをやり取りする取引です。

 

2番目の特徴は、オフバランス取引です。
スワップは、将来の時点でお金を交換する予約の取引です。取引時点では、取引に資産価値はありません。したがって、企業の資産や債務の一覧表である貸借対照表(バランスシート)には計上されない取引です。これを「オフバランス取引」といいます。

 

3番目の特徴は、レバレッジです。
スワップ取引でやり取りされる金利は、想定元本の数%です。さらに固定金利と変動金利の差額は小さくなります。小さな金額で、想定元本相当の取引を行うことができます。少ない資金で多額な資本を動かす取引の仕組みを、てこの原理から「レバレッジ(てこ)」があるといいます。スワップ取引は、レバレッジの高い取引です。

 

スワップ取引(2)スワップ取引の特徴

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