よくわかる!金融用語辞典 【オンライン取引】

オンライン取引

オンライン取引(おんらいんとりひき)
on-line commerce(オンライン・コマース)

オンライン取引

インターネット上で株式を売買すること
インターネット証券…インターネットを通じて証券取引を行う証券会社

 

オンライン取引とは、インターネット上で株式を売買することをいいます。オンライン・トレードや、ネット・トレードとも呼ばれていますが、自宅にいながら取引できるという意味でホーム・トレードという言い方もあります。

 

オンライン取引の魅力は、顧客がいつでも好きな時間に注文できる点です。証券会社の営業時間外にも取引でき、インターネット上から海外の株式も簡単に買えるようになりました。インターネットの出現は、株式の取引形態に大きな変化をもたらしました。

 

≪規制緩和≫

 

オンライン取引は、証券業への規制緩和を受けて急速に成長しています。

 

◆免許制から登録制へ

 

1998(平成10)年12月、証券会社の設立方法が免許制から登録制に変更されました。この規制緩和により証券業界へ参入しやすくなったため、多数のインターネット証券が新設されました。

 

◆売買手数料の自由化

 

1999(平成11)年10月には株式取引の売買手数料が自由化されました。株式売買手数料は一律100万円につき1.15%と決まっていましたが、各証券会社が自由に設定できるようになりました。対面販売では1割弱しかできなかった手数料の値下げも、オンライン取引では大幅な値下げが可能となりました。

 

オンライン取引

 

≪インターネット証券≫

 

インターネット証券とは、インターネットを通じて証券取引を行う証券会社のことをいいます。

 

インターネット証券には、オンライン取引を専門に行う証券会社(マネックス証券やイー・トレード証券など)と、既存の証券会社がオンライン取引に参入したもの(日興コーディアル証券や野村証券など)があります。

 

インターネット証券は、店舗の諸経費や人件費が削減できるため、手数料を安く設定することができます。一方、顧客側にとっても、好きな時間に取引できるうえ、株価などの投資情報を迅速に入手できるという利点があります。

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