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交換方程式とは、アメリカの経済学者・統計学者であるアーヴィング・フィッシャーが定式化した古典的な貨幣数量説で、フィッシャーの交換方程式といいます。

この方程式は経済活動を簡単な数式で表したもので、「貨幣量×流通速度=価格×取引量」または、「MV=PT」と示されます。
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フィッシャーの交換方程式
貨幣量×流通速度=価格×取引量 または MV=PT
M:流通貨幣量、V:流通速度、P:価格(物価)、T:取引量 |
貨幣の流通速度(V)は、一定期間に「貨幣が何回」人から人へ渡るか、という回数のことで、価格×取引量(PT)は、総産出額を表します。
取引は、貨幣が仲介しています。たとえば、価格100円(P)の商品を10個(T)取引すると、取引額(PT)は1000円となります。ここに貨幣が500円玉1枚(M)しかなかった場合、この500円が2回(V)使われると、うまく取引できます。
フィッシャーの交換方程式(MV=PT)は、「500円玉1枚×2回=100円×10個」となり、「ある期間中に取引に使われる貨幣流通量」と「財貨の取引額」とが等しいことを表します。
流通速度(V)と取引量(T)は一定の値として扱いますので、「貨幣量×流通速度(一定)=価格×取引量(一定)」となり、「貨幣量(M)が増えると、価格(P)が上がる」という関係が導かれます。
≪交換方程式の変形版(Mv=PY)≫
フィッシャーの交換方程式を変形させると「貨幣量×所得速度=価格×実質国民所得」となり、「Mv=PY」と示されます。ここで、vを貨幣の所得速度といいます。
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貨幣量×所得速度=価格×実質国民所得 または Mv=PY
M:流通貨幣量、v:所得速度、P:価格(物価)、Y:実質国民所得 |
取引量(T)は総産出量を表しますが、これは統計上扱いにくいことから、取引量(T)のかわりに実質国民所得(Y)を入れて計算します。
Mv=PYで、ケインズ学派は、物価(P)が硬直的で一定と仮定して、貨幣供給量(M)が増えると、国民所得(Y)が増加すると考えます。一方、新古典学派は、国民所得(Y)を一定と仮定して、貨幣供給量(M)が増えると、物価が比例して上昇すると考えます。
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新古典学派
ケインズ学派 |
M(↑)
× v(一定)
= P(↑)
× Y(一定) M(↑)
× v(一定)
= P(一定)
× Y(↑) |
「Mv=PY」から、ケンブリッジ学派の現金残高方程式が導き出されます。
参考
: 現金残高方程式
(2006年2月更新)
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