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利子率 (りしりつ)

英語 : interest rate (インタレスト・レート)

利子率(利率)とは、利子(利息)の元本に対する割合をいいます。お金の貸し借りに対する資金の使用料(賃借料)のことで、賃借料の元本に対する割合を表示したものです。

利子率は、お金の貸し借りの値段を示す指標です。利子が金額で表示されていると、その利子が安いのか高いのか判断できません。そこで、元本の大きさに関係なく利子の大きさがわかるように、割合で表示したのが利子率です。

利子率のことを、通常、金利と呼んでいます。 

≪利子率の計算≫

利子率は、利子(利息)を元本で割って求めます。

たとえば、銀行に100万円の預金をして、1年後に元利合計が101万円に増えたとします。この場合、利子は1万円で、利子率は1%です。計算式では、「利子÷元本=金利」なので、1÷100=0.01となります。

利子÷元本=利子率

≪利子率の表示と計算方法≫

利子の支払期間を1日単位とする場合の利子率を日歩(ひぶ)といいます。1日あたりの利子の割合を表します。一方、利子の支払期間を1年(365日)単位とする場合の利子率を年利(ねんり)といいます。1年あたりの利子の割合を表します。たとえば、日歩0.1%を365日支払っていくと、年利36.5%(0.1×365)になります。

利子率は、通常、年利 (p.a.)で表示します。年利は、利子の支払期間を1年あたりに引きなおして計算します。

たとえば、期間 6ヶ月の利子が5万円なら、1年あたりでは10万円の利子がもらえることになります。半年間の利子×(12ヶ月÷6ヶ月)=5×(12÷6)=10 と計算します。元本が100万円なら、1年間の利子÷元本=10÷100=0.1 で、年利10%となります。

任意の期間の利子から年利を求めるには、利子×(12ヶ月÷月数)÷元本 と計算します。ここで、月数を日数にかえると、利子×(365日÷日数)÷元本 という計算式になります。

        

利子×

 365日

------

 日数

--------------

元本

        

預金金利の年利が1%であったとします。100万円を1年預けると、元本×利子率=100×0.01=1 で、1年後に1万円が支払われます。

100万円を6ヶ月預けると、元本×利子率×月数÷12ヶ月=100×0.01×6/12=0.5 で、半年後に0.5万円が支払われます。

ここで、月数を日数に置き換えると、

         

元本×利子率×

 日数

=利子

-------

 365日

         

という計算式になります。この式の利子率は、年利を意味します。

≪利子率の決定

ケインズ学派では、利子率は貨幣市場均衡(M/P=L)で決まると考えます。これを流動性選好の利子理論といいます。
一方、
新古典学派では、利子率は財市場の均衡(I=S)で決まると考えます。これを古典派の貸付資金需給説といいます。

新古典学派では、利子率は実物部門(財市場と労働市場)で決まると考えます(ただし、新古典学派の利子率決定には、諸説があるようです)。

    
        
【 参考ファイル 】   流動性選好の利子理論