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消費関数 (しょうひかんすう)

英語 : Consumption function (コンサンプション・ファンクション)

 消費関数とは、「消費が何によって決定されるか」という消費の決定要因を定式化したものをいいます。

 ケインズは、「消費の大きさは所得の大きさに依存する」と考えて、国民所得と消費の関係を定式化しました。国民所得は家計の所得となり、その中のある一定割合が消費に回ると考えます。国民所得をY、限界消費性向をβ、税額をTとすると、βYは消費額、(Y−T)は可処分所得となります。また、基礎消費をαとすると、消費関数はつぎのように定式化されます。

消費関数 (1>β>0とする)

 民間経済モデルの場合 C=α+βY

 国民経済モデルの場合 C=α+β(Y−T) 

 基礎消費αと限界消費性向βは定数で、国民所得Yのみが変数であるため、消費Cの大きさは国民所得Yの大きさに依存します。国民所得が増加すると消費が増加することから、「消費は所得の増加関数である」といいます。

消費関数 C=α+βY

消費C 基礎消費α限界消費性向β × 所得Y 
       一定          一定


消費は所得の増加関数である

≪45度線分析の消費関数のグラフ≫

 消費関数Cのグラフは、縦軸に基礎消費αの切片(せっぺん)を持ち、限界消費性向βの傾きを持つ右上がりの直線です。グラフが基礎消費αの切片から始まるのは、所得がゼロでも消費があるためです。

 貨幣市場をとり入れたモデルでは、投資利子率の減少関数(利子率が上がると投資は減少する)として扱いますが、45度線分析では、利子率を一定と仮定しますので、投資も一定値であるとします。

 投資が一定値であると、総需要曲線はα+Iを切片として、消費関数Cのグラフを投資額Iだけ上方へシフト(移動)させたものになります。

(2006年2月更新)

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