|
総供給曲線とは、総供給の動きを表す曲線で、総供給関数をグラフに描いたものです。総供給曲線は、AS曲線ともいいます。

≪45度線分析の総供給曲線≫
総供給曲線は、縦軸に総供給、横軸に国民所得を目盛にとって、総供給と国民所得が等しくなる点を結んだ直線です。原点を通る45度の傾きをもつ線分であることから、45度線ともいいます。
これは、横軸の国民所得が100増加すると、縦軸の総供給も100増加する関係を示します。傾斜を表す係数は1(縦の変化分÷横の変化分=1)となります。

≪AD−AS分析の総供給曲線≫
AS曲線とは、労働市場を均衡させる「物価水準と総供給」の組み合わせをグラフに描いたものです。ASとは、総供給(Aggregate
Supply)のことで、生産量を意味します。
AS曲線は、縦軸に物価、横軸に総供給を目盛にとったグラフで、「物価と生産量」の相関関係を表す線分です。
AS曲線の傾きに関しては、ケインズ学派と新古典学派で異なる見解が示されています。ケインズ学派は水平もしくは右上がりの曲線と考えるのに対して、新古典学派は垂直と考えています。

(注)説明をやさしくするために、図には直線を表示しています。なお、直線は、曲線の一種です。
|
|
ケインズ学派 |
新古典学派 |
|
AS曲線の傾き |
水平 |
右上がりの曲線 |
垂直 |
|
価格メカニズム |
働かない(短期)
価格が硬直的 |
働く(長期)
価格が伸縮的 |
働く(長期)
価格が伸縮的 |
|
物価 |
一定 |
変動する |
変動する |
|
国民所得 |
変動する |
変動する |
一定 |
|
経済政策 |
有効
国民所得が増える
物価は変わらない |
有効
国民所得が増える
物価も上がる |
無効
国民所得は変わらない
物価が上がるだけ |
(2006年2月更新)
|