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経済とは、社会生活を営むための財やサービスを生産・消費・交換(売買)する活動のことをいいます。
◆経済=取引
経済活動が盛んになると取引量が増え、経済活動が沈滞すると取引量が減ります。したがって、経済は取引として捉えられます。
経済(お金のやりとり)の状態は、モノの取引の数量ではなく、取引の金額(価格に数量を乗じたもの)で捉えます。
わたしたちが消費するモノには、たくさんの種類があり、それぞれ価格も違います。価格が違うモノの数量を足し合わせても意味がありません。
◆経済=わたしたちの暮らし
経済とは、わたしたちの暮らしのことです。暮らしには、個々の暮らしという意味と、社会全体の暮らしという意味があります。
個々の暮らしとは、各企業や各家計の経済活動(生産と消費)を個別の視点で捉えたものです。個々の暮らしを分析する学問をミクロ経済学といいます。
一方、社会全体の暮らしとは、経済活動を国全体の視点で捉えたものです。社会全体の暮らしを分析する学問をマクロ経済学といいます。
◆経済の課題
経済の課題は、限りある資源を社会の隅々にまで最適に配分すること(最適な資源配分という)にあります。
◆経済の語源
経済という言葉は、中国の古典(隋代の王通『文中子』)にみられる「経世済民」の記述が語源と考えられています。
経世済民には、「世を治め、民を救う」という意味があります。
※経世済民は、経国済民(国を治め、民を救う)ともいいます。
一方、Economyの語源は、「家政」を意味するギリシャ語にあります。
◆経済と金融(お金の流れ)の関係
経済と金融は、表裏一体の関係にあります。経済(交換取引)の裏には、常に金融(お金の流れ)が存在しています。つまり、お金の流れを見れば、経済を知ることができます。
金融(貨幣の流通)は、経済(わたしたちの暮らし)を支える大切なシステムなのです。
◆健康な経済
「健康な経済」とは、総供給と総需要が完全雇用水準で均衡している経済のことです。このとき、経済社会は物価の安定と完全雇用(失業者ゼロ)を実現しています。
逆に、「病気の経済」とは、不完全雇用水準で均衡している(完全雇用水準では均衡していない)経済のことです。このとき、経済社会は物価が不安定で、雇用問題(失業)を抱えています。
経済が病気(インフレ、デフレ、スタグフレーション)のときには、いずれも「完全雇用水準で不均衡」な状態に陥っています。これを治療するには、需要の過不足を調整する方法が採られます。
需要を調整するのは、短期的な効果が期待できるからです。一方、供給(生産構造の変更)を変える方法は、時間がかかることから、効果的な手段として選ばれません。
このように、完全雇用水準での均衡を目指して、政府が行う政策のことを経済政策といいます。経済政策の目的は、経済を健康な状態へ導くことです。物価の安定と完全雇用の実現を目指しています。
◆経済の病気の種類
経済の病気は、インフレーション(景気が過熱して物価が継続的に上がっていく現象)、デフレーション(景気が後退して物価が継続的に下がっていく現象)、スタグフレーション(インフレ(物価の継続的上昇)と景気後退が同時に進行する現象)、バブル経済(投機により、資産価格が高騰する現象)の4つに大別されます。
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経済の病気
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インフレーション |
景気が過熱して物価が継続的に上がっていく |
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デフレーション |
景気が後退して物価が継続的に下がっていく |
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スタグフレーション |
インフレと景気後退が同時に進行する |
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バブル経済 |
投機により、資産価格が高騰する |
(2008年6月更新)
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