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古典派理論(3)国際収支説の問題点

                         

国際収支から為替の需給関係の実態を把握できない

                

国際収支説の問題点は、国際収支から為替の需給関係の実態を把握できない点です。

経常収支は、為替の決済を遅らせたり早めたりするリーズ・アンド・ラッグズの動きを捉えられません。また、国際収支のデータ収集方法は、各国の統計データに誤差があり、信頼性に欠けます。

国際収支説は、19世紀後半から第1次世界大戦に至る金本位制時代に支持された理論です。当時の国際収支は、大半が経常収支であったため、経常収支で為替の需給関係を把握できたのです。

ところが、1980年代以降から、国際収支の中で資本収支の占める割合が大きくなり、経常収支のみでは国際間のお金の動きを見るのは難しくなってきました。

そのため、経常収支と、1年以上の資本(資金)の動きを見る長期資本収支をくわえた基礎的収支の動向を見るようにしています。

参考 : 古典派理論(1)フローアプローチ  (2)国際貸借説(国際収支説)  (4)購買力平価説   (5)為替心理説

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