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転換社債の時価とパリティの、離れ具合の割合を示したものを「乖離率」といいます。転換社債を、株式に転換した方が得かどうかを見るのに使う指標です。 パリティとは、転換社債の価値を、株式の時価から社債の基準に見直したものです。乖離とは、はなればなれになるとか、わかれ具合、という意味です。
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乖離率
(%) = (転換社債の時価 − 理論価格) ÷ 理論価格
× 100 |
株価が1200円の時に転換価格が1000円であれば、理論価格は120円となります。
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理論価格(パリティ)
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=株価(時価) ÷
転換価格 × 100
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=1200 ÷ 1000
× 100 = 120円
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この時、転換社債の時価が120円であれば、乖離率は0%となります。時価が132円であれば乖離率は10%となり、理論価格より10%高い水準で取引されていることになります。乖離率が大きいほど、株価に対する割高度が大きいことを示します。
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乖離率 =
(132−120) ÷ 120 × 100 = 10%
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逆に、時価が108円ならば、乖離率はマイナス10%となります。乖離率がマイナスになっているときを「逆乖離」といいます。逆乖離は、転換社債が株式より割安になっていることを示します。逆乖離なら、転換社債を買って株式に転換して売却すると、利益が得られます。
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乖離率 =
(108−120) ÷ 120 × 100 =
−10%
⇒ 逆乖離
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転換社債を処分する場合、乖離率がプラスならば、転換社債のまま売却した方が得です。逆乖離ならば、株式に転換して売却した方が得です。
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乖離率がプラス
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⇒
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転換社債のまま売却
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乖離率がマイナス(逆乖離)
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⇒
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株式に転換して売却
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転換社債への投資は、途中償還のリスクと残存期間を考慮して、市場価格と理論価格の乖離率の低い銘柄を選択することがポイントです。
参考 : 転換社債(1)転換社債とは何か (2)売買単位 (3)転換価格 (4)理論価格(パリティ) (6)利回り
(7)途中償還
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