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信用取引による株式の買いを「空買い(からかい)」、売りを「空売り(からうり)」と呼んでいます。
空買いとは、買付けに必要な資金を証券会社から借りて株を購入する方法です。期待どおりに値上がりすると、売却して利益が得られます。
一方、空売りとは、売付けに必要な株券を証券会社から借りて売却する方法です。期待どおりに値下がりすると、買い戻して利益が得られます。
空買いされた株式と、空売りによる売却代金は、取引が決済されるまで証券会社が預かることになっています。顧客の手元には、何も引き渡されません。
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信用取引 |
空買い |
証券会社から資金を借りて、株式を買う |
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6ヶ月以内 に決済 |
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空売り |
証券会社から株券を借りて、売る |
≪決済方法≫
信用取引で借りた資金や株券は、予め定められた期限(通常6ヶ月以内)に返済(決済)する約束になっています。この決済は、「差金決済」と「実物決済」のどちらかの方法で行われます。
差金決済とは、反対売買をして差額を受け渡す方法です。 一方、実物決済とは、証券会社から借りていた資金や株式をそのまま返済する方法です。 信用取引の決済は、通常、差金決済で行われます。
◆差金決済
差金決済とは、反対売買をして差額を受け渡す方法です。 空買いをしている場合には、担保となっている買付株券を売却します。空売りをしている場合には、担保となっている売却代金で株券を買い戻します。 この反対売買により発生する差損益を、顧客と証券会社の間で授受する方法が差金決済です。
空買いしていた銘柄が値上がりすると、顧客は差金を証券会社から受取ります。値下がりすれば、差金を証券会社へ支払います。 空売りしていた銘柄が値下がりすると、顧客は差金を証券会社から受取ります。値上がりすれば、差金を証券会社へ支払います。
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差金決済(通常6ヶ月以内) |
株価 |
差損益を授受 |
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空 買 い |
担保の買付株券を 売却 |
値上がり |
受取り…顧客 支払い…証券会社 |
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値下がり |
受取り…証券会社 支払い…顧客 |
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空 売 り |
担保の売却代金で 株券を買い戻す |
値上がり |
受取り…証券会社 支払い…顧客 |
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値下がり |
受取り…顧客 支払い…証券会社 |
◆実物決済
実物決済は、証券会社から借りていた資金や株式を、そのまま返済する方法です。実物決済のことを、現引き(げんびき)、現渡し(げんわたし)と呼んでいます。
現引きとは、空買いのために借りた買付代金相当の現金を証券会社に渡して、担保となっている買付株券を受け取ることをいいます。
現渡しとは、空売りのために借りた株券と同種同量の株券を証券会社に渡して、担保となっている売付代金を受け取ることをいいます。
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実物決済 |
現引き |
買付代金相当の現金を渡す 担保の買付株券を受け取る |
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現渡し |
同種同量の株券を渡す 担保の売付代金を受け取る |
参考 : 信用取引(1)信用取引とは何か (3)信用取引のコストと収益 (4)委託保証金 (5)日歩と逆日歩
(6)権利処理 (7)信用取引の種類と銘柄 (8)貸借取引 (9)信用取引の利用法
(10)信用取引残高の見方 (11)信用取引の規制 (12)空売り規制
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