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銀行の自己資本比率は、総資産額(融資や債券)に対する自己資本の占める割合のことです。この数値が大きいほど、銀行の健全性は高いと評価されます。
自己資本比率の基準は、国際業務を行う銀行は8%(国際統一基準)、国内業務のみを行う銀行は4%(国内基準)となっています。この基準を下回った銀行には、金融当局(金融庁)から早期是正措置が発動され、自己資本比率の程度に応じた業務改善指導を受けることになります。
参考 : 早期是正措置
≪国際統一基準≫
国際統一基準(BIS規制)では、国際業務を行う銀行の自己資本比率を8%以上と規定しています。
参考 : BIS規制
◆自己資本比率の算出方法(国際統一基準)
自己資本比率は、自己資本をリスク・アセットで割って算出します。
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自己資本比率
8%以上
(国際統一基準) |
= |
自己資本(TierT+TierU+TierV−控除項目) |
×100% |
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リスク・アセット |
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自己資本
自己資本には、TierT(基本的項目)として資本の部、TierU(補完的項目)として劣後ローンや有価証券含み益の45%など、TierV(準補完的項目)として短期劣後債務が含まれます。
リスク・アセット
リスク・アセットとは、資産(融資や債券など)に関する貸倒れの危険性の総量のことで、資産の種類ごとに一律のリスクウエイトを乗じて加算します。したがって、政府向け融資(国債)は0%、銀行向け融資は20%、企業向け融資は100%、住宅ローンは50%をそれぞれ乗じて合計したものとなります。
※現在、リスク・アセットの算出には、市場リスクによる調整が含まれています。
≪国内基準≫
国内業務のみを行う銀行では、自己資本比率の基準は4%以上となっています。国際統一基準の算出方法では、TierUに有価証券含み益の45%が含まれますが、国内基準では含まれません。
≪自己資本比率の確保≫
自己資本比率を高めるには、計算式からみて、(1)自己資本(分子)を大きくする、(2)リスク・アセット(分母)を小さくする、という方法が考えられます。しかし、資本は簡単には増やせません。
そこで、銀行は資産(融資)を減らすことで、自己資本比率を高めようとします。
その結果、貸し渋りや貸し剥がしを助長することになり、経済への悪影響が懸念されています。
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