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貨幣(4)お金の役割(価値の尺度、交換(決済)手段、価値貯蔵手段)

                         

価値の尺度…品物の値段、モノの価値を示すという役割

交換(決済)手段…支払機能としての役割

価値貯蔵手段…お金の貯蔵手段としての役割

                

お金には、大きく分けて(1)価値の尺度、(2)交換(決済)手段、(3)価値貯蔵手段 という3つの役割があります。

お金の役割

価値の尺度

モノの価値を示す

交換(決済)手段

支払機能を果たす

価値貯蔵手段

お金をたくわえる

≪価値の尺度≫

お金は、あらゆる品物に値段をつけることで、モノの価値をあらわします。

物々交換の時代には、例えばりんご3個とみかん8個を取りかえる…など、モノの価値があいまいで統一性がありませんでした。しかし、貨幣を使うことでモノの価値を同一の尺度ではかることが可能になり、1つ1つのモノの価値を明確に捉えられるようになりました。

このように、貨幣は、モノの価値をはかる基準として使われています。お金(値段)によって、モノの価値を比較したり、判断したりすることができます。これが、貨幣の「価値の尺度」としての役割です。

≪交換(決済)手段≫

お金は、交換(決済)を行う時の支払手段として利用しています。

物々交換の時代には、お互いの品物が等価値でないと交換できませんでした。しかし、貨幣を使うことで、いつでも好きな品物と交換したり、決済したりできるようになりました。

このように、貨幣は、モノとモノとの交換を媒介しています。これが、貨幣の「交換(決済)手段」としての役割です。

※「交換手段」は、商品取引が交換ではなく売買によって行われ、その支払時に貨幣が媒介機能を果たしているところから、「支払手段」とか「媒介手段」とも呼んでいます。また、商品取引の過程で、貨幣が商品の売り手と買い手の間を流通し続けることから、「流通手段」とも呼んでいます。

≪価値貯蔵手段≫

お金は、貯蓄することで、将来に備えてお金の価値をたくわえることができます。

お金は、モノと違って腐ることはありません。貯めておけば、いつでも好きなときにモノと交換(購入)することができます。たくさん貯めておけば、高価なモノと交換(購入)することもできます。

このように、商品を購入せずに貯めておけるお金のことを「貯蔵貨幣」といいます。お金の価値は明日になっても変わらないので、貯蔵手段になります。これが、貨幣の「価値貯蔵手段」としての役割です。

参考 : 貨幣(1)物々交換から物品貨幣へ  (2)金属貨幣  (3)兌換紙幣から不換紙幣へ

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