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金融大学金融大学講座 > オプション取引入門講座
    
  
オプション取引入門講座
第1回 オプション取引の基礎
講師:有馬秀次

1.オプション取引の意味

オプションとは、英語で選択権という意味です。ある商品(為替、株式、債券)を将来の一定期日に、あるいは一定期間内に特定の価格で買う、または売ることができる権利の売買をオプション取引と呼んでいます。都合の良いときにだけ売買できる予約取引です。見方を変えると、いつでもキャンセルできる予約取引です。
オプションの権利を買っておくと、自分の好きなときにだけ、あらかじめ決めた価格で金融商品を買う、または、売ることができます。買い手に都合のよい取引です。

参考 : オプション取引の意味

2.オプションの種類

≪対象商品による分類≫
株式、為替、金利等の金融商品を対象とするオプション取引を
金融オプション取引、穀物、貴金属、石油などの商品を対象とするオプション取引を商品オプション取引といいます。

金融オプション取引

株式、為替、金利などの金融商品を対象

商品オプション取引

穀物、貴金属、石油などの商品を対象

参考 : オプションの種類

≪権利の種類≫
オプションの権利には、
買う権利売る権利の2種類があります。買う権利をコール売る権利をプットといいます。

オプションの権利

コール…買う権利

プット…売る権利

オプションの買い手のことを、他に「バイヤー」と呼んでいます。また、売り手のことを「ライター」と呼んでいます。

参考 : オプションの権利の種類

3.「買い手」と「売り手」の関係

プレミアムを払ってこの権利を取得する人を「オプションの買い手」、プレミアムを貰ってこの権利を与える人を「オプションの売り手」といいます。

オプションの買い手は、プレミアムを支払う代わりに、その商品を約束した値段で買う、または、売ることを自分の都合のよいときにだけ選択して行うことができます。オプションの買い手には、その商品を取引しなければならないといった義務はありません

一方、オプションの売り手は、プレミアムを受け取る代わりに、買い手が要求したときにだけ取引に応じる義務を負っています。オプションの売り手には、その商品を取引する権利はありません。

   

コール(商品の購入権)

プット(商品の売却権)

権利の買い手

買う権利を買う

売る権利を買う

買う権利を保有

売る権利を保有

買う義務はない

売る義務はない

望めば、買うことができる

望めば、売ることができる

権利の売り手

買う権利を売る

売る権利を売る

売る義務を負う

買う義務を負う

売る権利はない

買う権利はない

買い手の指図で
売らなければならない

買い手の指図で
買わなければならない

買い手と売り手の関係からコールとプットを整理すると、コールの買い手は、買う権利の保有者です。コールの売り手は、買う権利を与えている者で、売る義務を負っています。プットの買い手は、売る権利の保有者です。プットの売り手は、売る権利を与えている者で、買う義務を負っています。

買う権利の売り(コールの売り)と、売る権利の買い(プットの買い)は、同じ取引ではないので混同しないように注意が必要です。

4.オプションの行使価格と行使期間

オプション取引では、特有の取引用語が使われています。

商品の約定価格(やくじょうかかく)のことを行使価格と呼んでいます。行使価格は、ある商品をいくらで取引できるのかを表わす用語で、ストライクプライスとかエキササイズプライスとも呼ばれています。
※行使価格と間違えやすい用語が「オプション価格」です。オプション価格は、オプションの
権利の値段のことで、プレミアムとかオプション料と呼ばれています。

オプションを実行することを「行使する」といいます。オプションの権利の有効期間のことを行使期間と呼んでいます。

一般に、行使期間の最終日のことを、店頭取引では行使期限日(エクスパイレーションデイト)とか満期日と呼んでいますが、取引所取引では限月と呼んでいます。限月とは、上場契約商品の受渡月のことです。

5.オプションの行使方法

オプションの権利行使の方法は、(1)ヨーロピアンタイプ、(2)アメリカンタイプ、の2種類に大別できます。

◆ヨーロピアンタイプ(European Type)

満期日にのみ行使可能なオプションをヨーロピアンタイプと呼んでいます。行使期間の最終日にだけ、その取引を実行するかどうかを決められるオプションです。

◆アメリカンタイプ(American Type)

行使期間中、いつでも行使可能なオプションをアメリカンタイプと呼んでいます。

権利行使の方法

行使可能な期間

ヨーロピアンタイプ

行使期間の最終日

アメリカンタイプ

行使期間中、いつでも

ヨーロピアンタイプとアメリカンタイプのどちらが便利かは、オプションを利用する目的によって違います。これは、ある場所へ行くのに、バスで行くのかタクシーで行くのかを選ぶのに似ています。ヨーロピアンタイプのオプションは、決められた停留所でしか降りられないバスに例えられます。一方、アメリカンタイプのオプションは、降りる場所をどこでも指定できるタクシーに例えられます。

したがって、行使する期日を自由に選択したい場合には、アメリカンタイプを利用します。プレミアムもアメリカンタイプのほうが、高くなっています。

参考 : オプションの行使

≪まとめ≫

オプション取引

 

オプションの買い手…プレミアムを払って権利(オプション)を取得する人

 

オプションの売り手…プレミアムを貰って権利(オプション)を与える人

オプションの権利

 

コール…買う権利

 

プット…売る権利

オプションの行使方法

 

ヨーロピアンタイプ…行使期間の最終日にのみ行使可能

 

アメリカンタイプ…行使期間中、いつでも行使可能

≪問題≫

オプ●●●取引とは、ある商品を将来の一定期日にあらかじめ決めた価格で買う、または売る権利を売買することをいいます。●●オプション取引は、金融商品を対象とするオプション取引です。

プレミアムを払ってオプションを取得する人を、オプションの●●手といいます。プレミアムをもらってオプションを与える人を、オプションの●●手といいます。

オプションの権利には、買う権利(●●ル)と売る権利(●●ト)の2種類があります。オプションの買い手を●●ヤー、売り手を●●ターと呼びます。

オプションの●●手は、プレミアムを支払う代わりに、その商品を約束した値段で買うまたは売ることを、自分の都合のよいときにだけ選択的に行えます。商品を取引する●●はありません。

オプションの●●手は、プレミアムを受け取る代わりに、買い手が要求したときにだけ取引に応じる●●を負っています。商品を取引する●●はありません。

コールの●●手は、買う権利の保有者です。コールの●●手は、買う権利を与えている者で、売る義務を負っています。

プットの●●手は、売る権利の保有者です。プットの●●手は、売る権利を与えている者で、買う義務を負っています。

●●価格は、商品の約定価格のことです。●●●●●プライスとか、●●●●●●プライスという呼び方もあります。

オプションの有効期限のことを、権利の●●期間といいます。行使●●日とは、行使期間の最終日のことで、エクスパイレーションデイトとか●●日という呼び方もあります。

10

オプションの行使方法には、●●●●●●タイプ(満期日にのみ行使可能なオプション)と、●●●●●タイプ(満期日までの間、いつでも行使可能なオプション)があります。

≪解答≫

ション、金融

買い、売り

買い、売り

買い、売り

コー、プッ、バイ、ライ

行使、ストライク、エキササイズ

買い、義務

行使、期限、満期

売り、義務、権利

10

ヨーロピアン、アメリカン

      
    
  
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